先輩社員の声
入社年:2014年
リードキャラクターアーティスト

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今どんな業務をしていますか?
3Dキャラクターモデリングです。
主にキャラクターの形をつくるポリゴンモデリングおよびスカルプティング、キャラクターをアニメーターが動かせる状態にするスキニング、キャラクターの色や質感を決めるテクスチャリングといった業務を担当しています。
写実的な物体を3Dモデルデータにするだけでなく、イラストに描かれたアイテムやキャラクターを3Dモデル化することもあります。 -
この仕事に求められる事はなんですか?
クオリティの高い3Dモデルを作ることはもちろんですが、チームの中でデータを共有するので自分以外のスタッフに作業を引き継いでもらうこともよくあります。
そのため他の人にとってもわかりやすいデータを作ることが大切だと思っています。
また、3Dモデルを扱うツールやアプリケーションはとても種類が多く、つねにアップデートされています。あたらしい技術の情報を自分で取り入れて学んでいける人が、経験値を積むのも早く、いろんなセクションで重宝される人材になれると思います。 -
これまでで一番うれしかった事はなんですか?
入社3年目で新規プロジェクトのリードモデラーに抜擢して頂きました。
このときキャラクターモデルの仕様をゼロから設計したり、ワークフローに新しいソフトウェアを導入したり、自分の提案をほぼすべて反映していったプロジェクトでした。
やることが多くて大変でしたが、ここで経験したことが自分にとっても大きな財産になっています。
リードモデラーに採用して頂いたきっかけは、入社1年、2年目で仕事を覚え、自分の能力と好きなこと、強みを会社にしっかりアピールできたことだと思っています。 -
入社直後はどのように仕事を覚えましたか?
入社直後は席のすぐそばに指導役の先輩社員がついてくれます。
自分の仕事について逐一報告し、常にアドバイスをもらっていました。教わったことや注意を受けたことはメモを残しておき、次回に同じような失敗をしないよう心がけていました。入社2年目は自分が後輩の新入社員の指導役になり、自分が新入社員時代に学んだことを伝えました。
今はテレワークでの勤務となっていますが、距離に関係なくチームメンバーとは積極的に意見交換を行っています。 -
入社までにしておいたほうがいいことはありますか?
3Dモデラーの場合についてお答えします。
昨今は個人でも3Dモデリングソフトやゲームエンジンに比較的簡単に触れることができますが、このツールを使えるようになっていたほうが良い、という具体的な指標はないと思っています。
ソフトウェアの使い方は仕事をしていれば自然と身に付きますので、それよりも絵や立体、アニメーションをみて違和感に気づく力が大切だと思います。
すごく乱暴に一言で言ってしまうと「絵心」とでもいいましょうか。これを養うには、できるだけたくさんの作品をみたり、いろんな場所を旅したり、多くのことを知る必要があります。普段見る何気ないものも、自分の絵心の糧にするような、アーティストの眼を持つ練習をしておくといいと思います。 -
今一番興味のあることは?
最近は仏教美術に興味を持っています。古いお寺や美術館にある仏像や密教美術品、仏画などに惹かれて、実際に現地に見に行ったり、古本屋で資料をあさったりしています。
いまはCGでなんでも表現できる時代ですが、当時の仏師や絵師が技術手法を駆使して表現してきたこと、その背景を知ると、より深みが増して面白いです。また古いものは唯一無二の質感があります。1000年以上経った建築物、美術品の風化、劣化の具合は、やはり本物を見る事でしか学べない貴重な体験です。
一日のスケジュール
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午前
始業
メールとチャットログの確認をします。
作業
おもにmaya、Zbrushなどのソフトでモデリングをします。
在宅勤務なので自由に音楽などかけて、気分を保ちながら自分のペースで作業を進めています。 -
午後
昼食休憩
事業所によっては11:45~休憩だったり差がありますが、午前中の作業の状況によっては昼休みを少し後ろにずらしたり臨機応変に休んでいます。在宅勤務なので自分の裁量で決めています。
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午後~夕方
作業
午後の作業です。チームとの情報共有はおもにチャットやテレビ電話ですが、基本的にひとりで黙々と進めているので適度に休憩をはさみます。休憩もかねて家事をしたり、天気がよければ外の空気を吸いにいったりしています。
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夕方以降
夕食休憩
夕食をとります。
作業報告
その日の作業記録を社内サーバーにアップロードします。在宅勤務であるがゆえに自分の進捗が他人にみえづらいので、日報というかたちで欠かさず行っています。状況によっては作業も進めますが、夜の時間帯は集中力も低下してくるので無理をせず翌営業日に作業を持ち越します。