UFC応援コラム

UFC.30 「錯覚です。」

皆様こんにちは。株式会社ユークスのヤマチューです。

本日、『UFC Undisputed 2010』の日本版が無事発売となりました。
ここまでこられたのも、ユーザーの皆様のお陰でございます。
この場を借りて、御礼申し上げます。

ということもありまして、ここ最近はゲームのPRイベント続き。
有難いことに僕も日本列島を西へ東へ、東へ西へ大忙し!
特に大きなイベントが2つほど続きましたので、このコラムで紹介させていただこうと思います。

まずは、サムライTV様で9月5日に放送されました『サムライスペシャル Versus #38』の収録にお邪魔いたしました。

ご存知かと思いますが、Versusという番組は今をときめく格闘家2人が対談するという人気トーク番組です。
選手の素の顔が垣間見え、戦っているときとは全く別の魅力が見える素敵な番組です。

そして第38回のVersusのゲストは五味隆典選手、そして須藤元気さん!
それを知らされた瞬間に僕は思わず映画プラトーンのジャケットのポーズをとったものです。

五味隆典選手はいわずもがな、天下無双の火の玉ボーイ。
UFC初勝利をもぎ取ったあの右フックで、格闘技雑誌の表紙を総ナメにした今一番アツい男。

以前コラムでも触れましたが、五味選手がPRIDE武士道で連勝を重ねる姿…それが僕の格闘技好きの始まり。
つまり、僕の初恋と言っても過言ではありません。ファーストラブです。

そして変幻自在のトリックスター、須藤元気さん。
4年前に現役引退し、今はミュージシャン、俳優、作家など活動の場を広げていらっしゃいます。
そのマルチな活躍と万能っぷり。食べても美味しく、火傷にも効くアロエすら遥かに越えています。

試合スタイルに驚き、試合内容に楽しみ、試合結果に喜ぶ。
格闘技を最高のエンタテインメントにしてくれる須藤さんは僕の中ではレジェンドなのです。

御二方とも僕の青春時代を象徴する格闘家。
直接お会いできる機会ができるなど夢にも思っていませんでした。あの頃の自分に伝えてあげたいものです。
伝えたならばきっと容易にショック死することでしょう。その頃の僕が死ぬことにより、今の僕はいなくなり、今の僕がいなくなることにより、あの頃の僕がその事実を知ることが…ハッ! パラドックス!

Versus内で御二方に『UFC Undisputed 2010』で勝負していただくという企画がありました。
そのイベントでの僕の使命は五味選手、須藤さんにゲームの操作方法をレクチャーすること。

それはもう尋常ならざる緊張をしました。
同じ空間にいるだけで既に緊張するというのに、青春の2大巨頭と直接会話をし、1mくらいの距離で手元見せながら説明するのですから。
なんだかもう素手であることが不安でした。僕の手元に失礼があったらどうしよう、と。
少しでも楽しんでいただくためにマニキュアでも塗ろうかと、指先でオシャレを演出しようかと画策もしました。

僕の拙い説明でもきちんと理解され、本番で抜群のプレイを見せるセンスはやはり『本物』。
格闘家ってスゲーって改めて再認識するばかりですよ。

そしてそんな格闘家にゲーム教えている自分スゲーとなるわけです。錯覚です。

こちらも既に各メディアで記事にしていただきましたが、五味選手はご本人のキャラクターを使用し、プレイしていただくという趣旨でした。

ご本人といっても、五味選手は残念ながら『UFC Undisputed 2010』には登場しないため、イベント用に特別に作成した五味選手を使用しました! 概ね好評でホッと胸を撫で下ろすのでした。
モーションも五味選手を意識した『らしい』技をガンガン盛り込みました。ご覧になった皆様はどういう感想をおもちになったでしょうか。気になるところです。

収録自体もスタジオで見学させていただいたのですが、もう最高の体験でした。

御二方とも昔からのお付き合いらしく、仲の良さがありありと伝わるとても微笑ましいトークでした。
まるで須藤さんが優しく面倒見のいいお兄さん、五味選手がちょっとヤンチャな弟という印象で、友達というよりもはや家族のような暖かい繋がりを感じました。
初回放送を見逃してしまった方も、再放送が何度かありますので詳しくはサムライTV様のHPをご覧くださいませ!

テレビ番組の収録スタジオに入るのも初めてでしたし、実際の放送時に使われていなかったちょっぴり危険なトークも炸裂していましたし…物凄く濃密な一日でした。

次の日謎の筋肉痛が訪れました。どこの筋肉を使っていたのかいまだに疑問です。

そして2つ目のイベント。
8月31日に行われましたゲームの発売記者会見。昨年同様とても大きなスケールで開催されました。

なにせ会場は噂に名高き帝国ホテル。
会場には絢爛豪華なシャンデリア、そしてそれが落ちて来ても物音ひとつ立てなさそうなフカフカのカーペット。
UFCの記者会見の豪奢な雰囲気を演出してくれます。

そしてこの記者会見には昨年同様、ゲストにお越しいただきました。
岡見勇信選手、そして五味隆典選手です!
岡見選手には秋山道場でのイベント以来の再会。
どの親戚よりもコンスタントにお会いしていますが、あの体の大きさと迫力には慣れることができません。
いつ見ても、格好良くて紳士的。本当に素敵なファイターです。

五味選手にいたっては4日ぶり…ま、まるで友達みたいじゃないですか。
初恋から友達へ、悲しいけれど仕方ありません。淡い恋の後味を噛みつぶし、人はこうして大人になるのです。
しばらくしてそもそも友達ではないことに気付きました。錯覚です。

御二方の入場の際に、実際UFCで使用されている入場テーマが会場に流れるというニクい演出が。
格闘技ファンにはたまらんところです。鳥肌がブワッと。あの瞬間学術上ではヒトよりも、比較的鳥に近かったのではないでしょうか。

そして今年も御本人の前でデモプレイ企画が!
五味選手 vs フランク・エドガー。
岡見選手 vs アンデウソン・シウバ。
もはや夢の対戦、なんて言えない程現実味を帯びたチャンピオンシップカードを組ませていただきました。

そしてUFC120の先取り。スペシャルマッチとして秋山選手 vs マイケル・ビスピン。
以上の3試合を行いました。

昨年の時もゲームプレイの際には会場から歓声や、驚きの声があがり非常に嬉しい気持ちになったものです。
今作も同じ光景が! プレスの方から『凄い…』と声が聞こえた瞬間にガッツポーズをとる自分がいました。
振り返ってみても、今作は昨年以上の反応でした。1年間の積み重ね、こうして実感するとやはり感動してしまいます。

それぞれご自身の階級のチャンピオンと戦うというものだったのですが、日本人選手がそれぞれの持ち味を出し、チャンピオンを撃破するという、見ていて興奮する内容だったのではないでしょうか。
ご本人達の御姿を目の当たりにすると、この光景が現実のものになるのはそう遠くない未来であるという確信を持つことができました。

記者会見の後半は恒例の質疑応答に。

こちらも各メディアで記事にしていただいたものをご覧になられたかもしれませんが、ゲーム内容についても結構キワドい質問が続々と…。
そして五味選手からもキワドい追撃コメントが続々と…会場は爆笑の渦。
質問を受けるユークス側としても、とても楽しい時間になりました。

その中で印象的だったのは、『ご自分で使ってみたいキャラクターは?』との質問に、五味選手が『このゲームって元気くん出てるの?』と答えたことでした。
どれだけ仲良しなんだ! とVersusの件もあり微笑ましくて仕方がなかったです。

あとは岡見選手に対して、以前やっていたコール後に刀を振り下ろすパフォーマンスについて聞かれた際に『もうやりません。色々な人から不評で。』とおっしゃっていたこと。
あのパフォーマンス大好きだったのですが…こう、日本を背負っている感じがして。残念です。復活をこっそり祈っています。

ちなみに、10月17日にWOWOW様から放送されるUFC120で対戦する秋山成勲、マイケル・ビスピンの両選手からビデオレターが届いていました。
両選手とも、互いへのリスペクトを語り、次の試合へ向けての意気込みを語っていただきました。
最後にニコッと白い歯を見せた秋山選手、ニヒルな笑みをたたえたマイケル・ビスピン。
態度は違えど、どちらも次の試合に向けての闘志が体中から放たれていました。

胸が熱くなるものを感じました。来月が待ち遠しくてどうしたもんでしょう。
とりあえず筋トレから始めようと思います。

本当に、日本人選手が世界の舞台で躍動しているということ、そして世界が日本人総合格闘家に注目していることへの実感を噛みしめていました。日本でのUFCの人気もウナギのぼり、明るい未来を感じます。

こうして内容盛りだくさんの豪華な記者会見でしたが、大盛況のうちに無事終了することができました。

前回同様、色々な方のご協力があり、こうして日本での発売を発表することができました。
UFCを題材にしたゲーム開発に参加できて良かった、という気持ちは年々強くなる一方です。
これからも更に熱く、深くUFCを応援し続けて行きたいと思います!

記者会見の2日後、謎の筋肉痛が訪れました。遅れてきよりました。

ということで今回はここまで、次回もお付き合い宜しくお願いします。